「…彼は?」 妙は目をぱちくりさせながら言った。 願うはひとつ『彼氏』じゃありませんように!!だった。 「…友達だよ」 部長の隣の男は不満そうだった。 「友達なの?俺ら」 「…そうでしょ」 なんて言っているが妙から見たらイチャイチャしているようにしか見えなかった。 「ハイ、たこ焼き1つ400円で~す」 イチャイチャをどうにか阻止した妙。 もう仕事に生きよう。 と、思った高校生の妙。 (まだ、奥の手っていうか、あてはある)