その日、妙は部活を休んだ。 「多美ちゃん」 男子校の多美先生のもとへとやってきたのだった。 「あれ?今日も来たの?」 二日もグチを聞いてくれるなんていい子と思った多美先生。 「多美ちゃんのクラスってかっこいい子ばっかりなんでしょ?」 うなずく多美先生。 「顔はね」