先生に初恋

やばい何とか誤魔化さないと。

「何でもないです。気にしないでください。」

「何でもなくないだろ?」

うっ…。笑顔で言ったのに先生ったらするどい。

そうよね。過去のこと気にしてたってどうしようもないし。アピールするって決めたんだからこんなんじゃ全然だめですよね!

よし、積極的に行きましょ!

「もー、なんでもないんだってばぁ!それより先生!先生ってまだ彼女さんとかいないんですか?」

腕に絡み付いてずっと気になっていたことを聞きました。

「いねーよ。井塚はそこにおるやつが彼氏か?ん?答えてみ?」

腕から離されにやにやしながら小湊さんのほうを見ていた。