…あれ?そんだけ?もう少し話したかったです。

手を振ってくるみの方に。

「くーるみ!」


呼んだけど聞こえてなさそう。

どうしよう…話したいけど帰るべきかな?

明日も会えますしね…。

そうだよね。帰ろう。うん。


「あの。」

廊下を歩いてると後ろから声が聞こえびっくりしたけど振り替えると小湊さんが。

「どうしました?あ!そういえばあの時なんか言いかけてたけど何言おうとしてたんです?」

「あー…いや、あれは気にすんな。とりあえず、その、なんだ。一緒に帰っていいか?」