「…色々聞いてもいい?」 その問に俺の隣に座る美桜は渋い顔をした。 それでも聞かなきゃいけない事がある。 「…まぁ…いいよ」 「じゃあまず…着替えさせた時見たんだけど、その痣どうしたの?相当痛いはずだよ…あ、もちろん心配しての事だから誰かに言ったりはしない。」 真剣にルキがそう言うと、俯いていた顔が上がった。情報を聞き出せればそれでいいなんて思っていた俺らは、気づけば本気でどうにかしてやりたいと思っていた。