「……服」



午前中に雨が降ったのか、湿っていた。




「脱がせるしかねぇか」



「ルキ、こいつ脱がせろ。」




それだけ言ってあいつが着れそうな服を探しに二階の部屋へ向かった。




「もぉーそういうの全部俺なんだから〜」




適当にタンスの中にあった自分のスウェットを手に取る。