「美桜には手ぇだすな」 ユウが私の目の前に立って守ろうとしてくれる。それが凄く嬉しいはずなのに、今は凄く胸が痛い。 「なぁ、今お前らが大切にしてるそれ…味方か?」 その視線は確実に、ヤヅキに手を握られ、ヨウとルキに囲まれて、目の前のユウに隠されてる私を捉えている。 ヤヅキ達は、私とジンが知り合いとすら思っ ていない。 ヨウは、それでも信じてると言ってくれた。