ジンなら、やりかねない…。 みんな同じ特攻服を来ていて、準備万端という感じだった。 「よぉ、久しぶりだな」 「…ちっ、黒静か」 そう言いながら、さっとバイクから降りるヤヅキ達に続き、メットをとって私も降りた。 すると次々に鉄パイプを振り上げて向かってきた黒静。 「目ぇ瞑れ。美桜」 言われた通りぎゅっと目を瞑ると、いろんな方向から男の呻く声や、ドサッと倒れた音が聞こえる。