「絶対暴走族と関係があると思うな〜」




ルキは昨日からそればっかり。





「……まぁ、居ないならもういいだろ」





笑顔の仮面を分厚く貼り付けて、俺らにくっつかれるよりマシ。




俺ら暴走族にとって、見ず知らずの人をこのテリトリーに入れるのさえ滅多にない事。





あの日、動けるようになるまで置いといてあげようと言ったのはルキだった。