「炎龍を見つけて仲間になったフリをしろ…ふりだからな。」




前髪を乱暴に引っ張り無理矢理顔を上げさせて、私の定まらない視界を独占するかのように吐いた。





「奴らの手段、勝敗、目的、チームワーク、全部知って、全部俺に報告しろ…抗争の時、俺らが勝てたら、お前をまた置いてやる。」






「……必要として…くれ、る?」



ボロボロになった体でなんとか声を絞り出す。



「あぁ、いいか…しくじんなよ2度目はねぇ」




「いっっ…」




思いっきり頭を壁に打ち付けられる。