「あと、今日は…あり…がと」 椅子に片足をのせてその膝に頭をつけて俯いたヨウが発した言葉は消え入りそうで聞き取れなかった。 「え?」 聞き返すと、バッと顔を上げてその長い袖で口を隠した。 「今日はっ…ありがとうって言ったの!」 はいドーーンッ! 完璧胸打った!何この可愛い生き物!!