「またね」って約束しよう


「…美桜、そいつと関係あんのか?」




殴る手を止めた人たちはジンを中心に私達を見下ろす。
ヨウの服はボロボロに汚れているし、顔にも傷があって、口からは血が出ていた。



「……っお願い、やめて」




ジンとヨウを目の前にして関係を答えられなくなった私はただそれだけを言った。




「…質問に答えろ、美桜」



「……っお願い…」




届いて欲しい一心でそれだけを言うと、ジンが腕を振り上げた。