「…ヤヅキ」 目の前にはバイクに跨るヤヅキ。 金色の髪と両耳のピアスが、太陽に照らされてキラキラと光る。 たった1週間会わなかっただけなのに、私にはそれがとても長く感じた。 本当は嬉しくて抱きつきたいくらいだけど、あまりにもヤヅキは平然としてるから、少し悔しくて何事もないように後ろに乗った。 やっぱりヤヅキの運転は優しくて、冷たい風が頬を撫でた。信号待ちをしている時にお店のガラスに映る私達の影。 …こんな風に見えるんだ。こんなに近くにヤヅキがいるんだ…。