「お前もう要らねぇよ…」




「えっ…何言ってるの?私は仁が…」




「別れろっつってんだよ」



顔とその声で彼のイラつきが分かる。




そんな彼氏の隣には栗色のロングの髪をフワッと巻いている可愛い女の子。




私とは正反対のお嬢様のような綺麗な人。




「…まさか、その子が良くなったの?」




「…関係ねぇだろ」




「嫌よ!仁の隣は私でしょ!?」




仁が必要としているのは私だけ。




ねぇ、そうでしょ…?