多分ね、最初に笑いかけてくれた時に私の心は護君に奪われてたんだと思う。
『俊明に触られたトコ消毒中だからジッとしててね?』
俊明君だとイヤだって思った肩と腰への感触も、護君だと全然イヤじゃない。
それは護君の腕から私への優しさが伝わってくるからなのかな?
何も言わないで護君に腰を抱かれていたら、不意に肩から顔を離して覗き込んできた。
『愛夢美チャン、イヤならイヤって言ってくれなきゃ俺、どんどん愛夢美チャンの事奪っていっちゃうよ?例えば、チューとか…さ?』
「い、いいよ?護君相手ならイヤじゃないから。」
奪うなんて言ってるけど、きっと護君は優しいと断言できるから。
『い、いいの?本当!?』
焦る護君が可愛い。
ちょっと恥ずかしいけど小さく頷いて護君の耳元に手で囲いを作った。
「うん。本当だよ。でもねひとつだけお願いね?
…その時は…
優しく奪って、ね?」
end
『俊明に触られたトコ消毒中だからジッとしててね?』
俊明君だとイヤだって思った肩と腰への感触も、護君だと全然イヤじゃない。
それは護君の腕から私への優しさが伝わってくるからなのかな?
何も言わないで護君に腰を抱かれていたら、不意に肩から顔を離して覗き込んできた。
『愛夢美チャン、イヤならイヤって言ってくれなきゃ俺、どんどん愛夢美チャンの事奪っていっちゃうよ?例えば、チューとか…さ?』
「い、いいよ?護君相手ならイヤじゃないから。」
奪うなんて言ってるけど、きっと護君は優しいと断言できるから。
『い、いいの?本当!?』
焦る護君が可愛い。
ちょっと恥ずかしいけど小さく頷いて護君の耳元に手で囲いを作った。
「うん。本当だよ。でもねひとつだけお願いね?
…その時は…
優しく奪って、ね?」
end

