3人で離れを掃除し、高原先生の家事も手伝った。


この広い家で高原先生は今独り暮らしなのだ。


両親と妹と一緒に暮らしていたのだけれど、両親は定年してからはいつも旅行に出かけているらしい。


妹も今は留守をしているようだ。


「自由すぎて羨ましいわよ」


夕食のカレーを作りながら、高原先生はそう言っていた。