年下属性はありません!

「で,どうしたの?こないだの模試の結果のこと?」

「先生,ラインやってますか?」

私の質問は完全に流された。

「ライン,やってるけど・・・」

「じゃあ,ラインID教えてもらえませんか?」

なんて積極的なんだ,今時の中学生。

私なんて新井課長のラインも聞けなかったのに。

連絡はショートメールオンリーだった。(それで事足りる悲しさよ)

「うーん,塾の規定でそれは無理なんだよ。生徒と必要以上に仲良くなるのは禁止。住所を教えたり,個人的な内容でメールするのもだめ」

「でも,親のところにはメールきてますよね」

「それは個人的な内容じゃなくて,塾として必要な内容だからね。面談の日にちとか,お月謝のこととか,おやすみの連絡とか」

「そっすか。じゃあ,返事,聞きたいんですけど」

「返事?」

「昨日,俺が言ったことに対する返事です。俺としてはちゃんと言うことは言ったと思ってるんですけど」

返事とは!確かに告白されたのだから,ちゃんと返事をするのが当然のマナーだ。

逃げることしか考えてなかった。

でも,返事って何を言えばいいの?

だめだ,告白なんてされた経験ないからよくわかんない。

とりあえず告白されて素直な気持ちを伝えればいいのか?

「驚いたけど,き,気持ちは嬉しいというかありがたいよ」

「じゃあ,付き合ってくれるんですか!」

待て待て待てーーーーー!

犯罪者に一歩近づいてしまう!!!!