有希の声が町中に響き渡る。 私たち三人とも、その場で固まってしまった。 有希が怒ったとこなんて、見たことない。 よく見ると泣いているような気がする。 「まったく二人とも…今まで、私たちがどんなに……うっふぇっ」 それでもいつもの口調で言う有希。 菜月がその言葉に一瞬ぽかんとする。