「おい、勇翔。まだか?」 ドアの向こうから悠夜の声がする。 「今行く~。じゃあね、りんね。」 ドアを閉める音がした。 それはまるで、私の心が閉じたように聞こえた。 「……りんね、夕食、食える?」 悠夜の優しい声がする。 今日はドア越しに、いろんなことが聞こえてくる気がする。 「ここ、置いとくよ。」