「痛い…」


「うぇ!?マジか!!!!どこが、」


「ここが痛い…」


胸を押さえる。

心臓がバクバクしてる。

走った時とは違う。苦しい…。




体が熱を持つ。顔まで上がってくるのがわかる…。


「私も一緒かもしれないね…優雅」








優雅は一瞬放心状態になって、我に返ると、私を抱きしめた。



「マジで…嬉しい…。じゃあ、付き合ってくれんの?」


「女遊びやめてくれるならね」



「もうやってねぇよ」








何だか感じたこともない感覚に、私は気持ちよくなって、優雅を抱き締め返した。





好きってこういう感覚…。




「仕方ないから付き合ってあげる」


「なんだそれw可愛いな」