病室で2人きり。


「ごめんな…」


「思ってたより痛くないよ」


ずっと眉を下げて、眉間に皺を寄せている優雅。
私のせいだと思うと胸が痛かった。


「…葉月…」

雰囲気が変わった優雅。


…な、なんだ……。











「俺…お前が好きだ…。」


「うん?」

「もうどうしようもねぇくらい」



真っ白な掛布団に涙のあとができる。

「葉月っ?!…ご、ごめん!!、な、泣くな…」

アタフタと慌てだした優雅が何だか面白くて、笑う私。

泣きながら笑っているっていう状況。






「ねぇ、好きって…どんな感じ?」

「あ?…どうしょうもないくらい会いたくて、離したくなくて…不思議と安心できる…って何言わせんだよ…//」





「大変…」



どうしよう…大変だ………。

「どうした、?どっか痛てぇ!?」