なんだったの?



私は体を起こして、リビングに出た。



「あら葉月ちゃん、もういいの?」

「はい。あ、今から皐月が来るみたいなんですけど」

「皐月ちゃん!?やだ、久しぶり!!!」



皐月「ちゃん」…笑




冬乃さんはルンルンでご飯を作り始めた。


「あ、葉月ちゃん。お皿を三枚持ってきてくれる?」




「はい」


私は隣の部屋の食器棚からお皿を出した。
コップが倒れているのを見て、直そうとお皿を近くの机に置いた。


その時、急に酷い目眩を起こし、バランスを崩した私は食器棚にぶつかった。


ーガシャン!