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マンションに住み始めてから数日が経った。


もう毎日のように親父もお袋も圭斗も組員も家に来る。





組にいてもここにいても一緒じゃねぇかよ…。








「葉月、俺仕事行ってくるからな。まだ寝とけ」

朝6時。


なるべく音を立てずに仕事にいく準備をす。

だけど、起きてきてしまった葉月は、目を擦りながらリビングの入口に寄りかかっている。







「うーん…」




「…顔色悪いな」



「寝起きだからだよ」



「…あったかくして寝とけ。今日はちょっと遅くなるから、ご飯は作らなくていいからな。先に寝とけよ」


「あいよ〜…」






まだ半分眠っている葉月は玄関まで俺を見送った。