工藤くんと中条さんの短い日常


「いいんだ、そんなに頭良くないから。
それに君を毎日学校に通わせたいからね」
「なにそれえ、変なの。」
「堂々と歌えるようになったら素敵だろう、好きな声してるんだ。
もっと聴きたいから」

名前も知らない彼女は、ふぇえと赤面しながら俯いた。
「ぅん。」