「ホルモン全部焼いちゃったから追加する?」
「えっ!?もういいよ!」
ホルモンは好きだけど、こんな山盛り食べたいわけじゃない。
「あっ、お兄ちゃん、私、このカルビ食べたい!」
追加注文しようとするお兄ちゃんを引き止めようと、目の前に置いてあった壺入りカルビを手に取ってお兄ちゃんに「はいっ」と手渡す。
「りょーかい」
おかげで追加注文はまぬがれたけど、今度は手渡したカルビを山盛りにされそうでこわい。
「はい、焼けたよ」
案の定、食べ頃になったカルビを私のお皿に盛り始めたお兄ちゃん。
三枚目がお皿に盛られそうになったところで慌てて陽沙ちゃんの方へと誘導するけど、
「もう無理。お腹いっぱいー」
陽沙ちゃんもお兄ちゃんに山盛りにされてたせいかギブアップ。
二人に断られたお兄ちゃんは「じゃあ俺食べるよ」と自分のお皿に取って食べ始めた。


