キミを奪いたい



……なるほど。

この笑顔が鳳皇のお師匠様、壱さん直伝なわけですね。


壱さんも笑顔で幹部の彼方さんを転がしていた気がする。

なっちゃん、参謀だけじゃなく色んな面を学んでるんだね。


と、しみじみ思っていると。



「侑真、コイツら付き合ってることになってんぞ」



瑠衣の口から突拍子もないことが飛び出した。








「……瑠衣、何言ってるの?」


そう聞いたのは他の誰でもない私で。


そんな私を見下ろしてくる瑠衣は「俺にも分かんねーよ」と一言放った後、ドカッと侑真の隣へと腰を下ろした。



「私となっちゃんが、付き合ってる?」



そう呟いてみても理解出来たような、出来ないような。

っていうか、なんでそんな噂が出回っているのだろう。