けど、そんな鳳皇幹部の皆さんも、リンさんの仲間なだけあってフレンドリーで。
緋月のメンバーたちも最初は隣県で有名な鳳皇を見て緊張していたみたいだけど、紹介が済んでから色々交流している内にすっかり打ち解けたらしい。
そういう私も、幹部たちだけになってからすぐにリンさんと仲良くなって、今では“リンちゃん”“あやのちゃん”と呼び合う仲になった。
「今、緋月大変だって聞いたけど、もう大丈夫だよ!何かあったらあやのちゃんはあたしが護ってあげるから!」
下のメンバーたちの前では男声に変えてるリンちゃん。
けど、幹部の前では地声に戻っていて、喋り方も女の子らしい。
テンションは全然変わらないけど。
「ありがとう。リンちゃんがいたら百人力だね!」
「ふぁ!?何もうマジ天使!好き!」
「うっ……」
「ちょ、リン!あやのはお前と違って女子だ!手加減しろって!」
思いっきり抱きしめられた私を慌てて救出してくれる鳳皇幹部の陽(アキ)くん。
これがなっちゃんの言ってた馬鹿力ってやつらしい。


