キミを奪いたい



「はぁ……」



苛立ち混じりのため息を吐き出した瑠衣は、ドサッと勢いよくソファーに腰を下ろした。



「つーか、そもそもなんでそんなことになったんだよ。あやのとアイツなんてなんの接点もねーだろ」

「そ、れは……繁華街で不良に絡まれたとき助けてもらって……」

「はぁ!?不良に絡まれたぁ!?」




座ったばかりなのに、また立ち上がった瑠衣。



「ごめんなさい……」



瑠衣が怒るのも無理はない。

だって、夜に一人で繁華街に行ったら危険だっていつも言われてたから。


だからリョウのことを内緒にしてたっていうのもあったり……。

出逢いのキッカケを言ったら絶対に怒られると思ったから。