「侑真来るまで俺で我慢してくれる?」
「我慢って!私の方こそ我慢して相手してくれる?」
「もちろん。いくらでも」
笑い合いながら二人でそんな冗談を言い合っているときだった。
「お~、なんかパーティー中?俺らもお邪魔していい?」
ガンッと荒々しい扉の音と同時に響き渡ったのは、聞き馴染みのない声。
今の今まであんなにも騒ぎ倒していたのに、その声が放たれた瞬間、倉庫内は別空間になったかのようにシーンと静まり返った。
扉から現れたのは、緋月にとって異質な存在。
────認識した瞬間、自然と殺気を放ってしまうほどこの場にふさわしくない者達。
「─────何の用だ。雷神」
緋月にとって彼らは、“敵”でしかない。


