「あやの、悪ぃ。明日は逢えねぇ」
「……え?なんで謝るの?大丈夫だよ!無理して毎日逢わなくても──」
「それは無理。俺が逢いてぇ」
「っ、」
「……お前、そんな顔他のヤツの前ですんなよ。取って食われんぞ」
そう言いながら私のこめかみにキスを一つ落としたリョウに、“リョウこそこんなこと他の子にしないでね”と心の中で拗ねる。
リョウはクールな見た目と違って言動が信じられないくらい甘い。
それは毎日連絡してくれるのと同じで“私だから”だって言ってくれたけど、恋愛初心者の私にとってはあまりにも刺激が強くて、いつも馬鹿みたいにテンパってしまう。
リョウと出逢ってまだ二週間と少し。
だけど、毎日逢っているせいか、まるで何カ月も一緒にいるような感覚が私の中にあって。
この二週間は私にとってとても甘くて切なくて、もう自分の世界から切り離せない程リョウのことが大好きになっていた。


