「……もしかして、みんな暴走族に入ってたりする?」
私を現実に引き戻したのは、控えめに放たれたなっちゃんのその言葉。
優しいなっちゃんからは到底結びつかない“暴走族”という言葉に驚いて、すぐさまなっちゃんへと視線を流すと、目が合ったなっちゃんは天使のような可愛い笑顔で笑いかけてくれた。
──かと思ったら、
「実は俺も暴走族に入ってるんだ」
笑顔のまま、とんでもない爆弾を落とすなっちゃん。
一瞬聞き間違いかなと思ったけど、
「え、お前もチームに入ってんの?」
「マジかー。なんてチーム?」
どうやら聞き間違いじゃなかったらしい。
っていうか、私以外のみんな、すんなり受け入れすぎでしょ!
「ちょ、ちょっと待って!なんでみんな、そんなすんなり受け入れてるの?なっちゃんが暴走族だよ!?」
こんなにも暴走族が似合わない人、いないでしょ!?


