キミを奪いたい



「あやの、体調はどうだ?」

「ちょっとだるいだけだから大丈夫だよ。ごめんね、心配かけて」

「いや、良くなってるなら良かった」



小さく安堵の笑みをこぼした侑真が、ベッド脇にそっと腰を下ろして私を見上げてくる。

いつもと違う角度なせいか、なんだかくすぐったい気持ちになってそわそわしてしまう。



「ね、ねぇ、もしかして瑠衣たちと一緒に来た?下、騒がしいから」



よく聞き取れないけど、瑠衣と似た声が一階から聞こえてるんだよね。



「あぁ、幹部全員でお邪魔してる。あいつらうるさいからここへは連れて来なかったんだ。会いたい?連れてくるけど」

「あ、それなら私が下へ下りていくよ!」



つき合いが長いって言っても、さすがにこの格好でお出迎えするのは恥ずかしい。