「イズル、一体どういうこと?なんで緋月の姫がお前と一緒にいんの?」
私が応えないから、“イズル”くんへとターゲットを変えた“ナギサ”くん。
“イズル”くんは自分が責められるとは思ってなかったらしく、詰め寄ってくる“ナギサ”くんから逃げようとしどろもどろになりながら私を指差した。
「ちょ、ちょっと待てって!な、なんでってさっき言っただろ!?この子が俺を尾行してきたんだって!」
爆音を打ち消すほどの主張に、“ナギサ”くんがピタリと止まる。
「そう言えばそうだったね」
サラリとそう言ってのけた“ナギサ”くんは、再度私と向き直ったかと思えば、真剣な顔つきで私に詰め寄ってきた。
「ねぇ、責めないからさ、正直に答えてよ。なんでイズを尾行したの?」


