ようやく離れられた。 心臓の鼓動気づいてないよね? 引っ張られた頬から、曜くんの温もりを感じる。 いや、引っ張られたせいか。 「まだ拗ねてるの? 早く帰ろう」 「拗ねてないよ!」 離れていく頼もしい背中を追うと、 残酷な冷たい風で頬の温もりが少しずつ消えていった。