春はすぐそこ。


お互い話が繋がっていない。

「まず、俺の気持ちは知ってるな?」

「…知らない。」

「バカ。お前のこと好きだって何回言わせんだ。」

「…え、」

古川の顔が少し赤い

一方の私はそこまで自覚がなかった

「続きだ。花は、俺のことどう思ってるんだ?」

「…だから、辛いっていうか、あの…」

「じゃあなんで辛いんだ?」

「言いたくない!」

「バカ!ここは言えよ!」

頭にチョップを食らった、

「やめてよ!バカじゃないの?」

「じゃあ言えよ。」