ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】

手に入ってた力が抜けてくのがわかって、ゆっくりと手を離して片方は腰に、もう片方は頭を固定した。





鼻にかかった甘い声を漏らし始める由宇に、いつもならここでストップしてたんだけど……





さっきの由宇からのキスと発言で少なからず期待しちゃってる俺のココロとカラダ。





キスを止めて顔を由宇の首筋に埋めて深呼吸してみるものの、由宇の香りに触発されておさまりそうにない。





「由宇、俺マジでヤバイかも。

止まりそうに無いんだ。

さっき言ってた覚悟、本当にしてもらっちゃ…ダメ?」





このまま雰囲気で押し倒すってのも有りかな?と思ったけど、

やっぱり由宇とするのは初めてなワケだし、さっき言ったのは勢いだったって本人も言っていたし、

同意してもらった方がいいかな?なんて思って聞いたのに。





『そんな事聞かないでよっ!なんて返事していいのか、わからなくなるじゃないっ!』





…抱き合った状態だったから今度は背中をバシバシ叩かれた。