『遠藤さんも似たような事言ってた。やっぱ違うのか。

彼女最近鬼気迫るっていう位すげー無心で働いてるけど何かあったのかね?』





「……どうしたんでしょうね」





聞きたかった由宇さんの情報なのに、聞かなきゃ良かったと思ってしまう。




由宇さんの口から、俺とは何でもないと否定された事にショックを受けて
鬼気迫る様子で働いてるという話を聞いて、何があったかと心配になる。




部長と何かあったのかな?



気になるけれど何も出来ない。しちゃいけない。





『お前、そんな悲しい表情して何でもないなんて言うなよ。

そっか、お前もフラレたってワケか。

まぁ、お互い仕事頑張ろうぜ。

傷が癒えたら合コンで気晴らしすっぞ!』





白岩チーフなりの励ましだったのかな。




合コンは勘弁だけど、白岩チーフの優しさに少しだけ救われた。