メール受信のマークがディスプレイにあり、開くとそこには由宇さんの名前。
仕事でトラブルが起きて、お昼に入る時間がなさそうだから、お弁当だけ渡したいと伝える内容だった
今の停電で企画部の方もパソコン被害にあったんだろうなと思った。
今から屋上前に来て欲しいとすぐに返信して紙袋に入れたアルバムを持ち屋上へと向かう事にした。
俺が階段へと向かうと少し上を由宇さんが駆け上がっていくのが目に入った。
「由宇さん」
辺りに人がいないことを確認してから声をかけて呼び止める。
「仕事大丈夫ですか?」
『ちょっと大丈夫じゃなさそう。
これお弁当。容器は明日でいいから』
時間がなさそうに慌てた様子でお弁当を手渡してくる。
「本当に作ってくれたんですね。
これアルバムです。家でゆっくりと探してみてください」
『ありがとう!明日にはちゃんと返すわね!
ごめんなさいもう戻らないとあなたは戻らなくていいの?』
動かずにいた俺に由宇さんは声をかけてきて、一瞬迷った。
今、本当の事を言うべきなんじゃないかって。
だってアルバムを受け取った時の由宇さんの顔、凄く嬉しそうだった。
仕事でトラブルが起きて、お昼に入る時間がなさそうだから、お弁当だけ渡したいと伝える内容だった
今の停電で企画部の方もパソコン被害にあったんだろうなと思った。
今から屋上前に来て欲しいとすぐに返信して紙袋に入れたアルバムを持ち屋上へと向かう事にした。
俺が階段へと向かうと少し上を由宇さんが駆け上がっていくのが目に入った。
「由宇さん」
辺りに人がいないことを確認してから声をかけて呼び止める。
「仕事大丈夫ですか?」
『ちょっと大丈夫じゃなさそう。
これお弁当。容器は明日でいいから』
時間がなさそうに慌てた様子でお弁当を手渡してくる。
「本当に作ってくれたんですね。
これアルバムです。家でゆっくりと探してみてください」
『ありがとう!明日にはちゃんと返すわね!
ごめんなさいもう戻らないとあなたは戻らなくていいの?』
動かずにいた俺に由宇さんは声をかけてきて、一瞬迷った。
今、本当の事を言うべきなんじゃないかって。
だってアルバムを受け取った時の由宇さんの顔、凄く嬉しそうだった。

