ラブ・マスター? 【ラブレッスン番外編】

タバコを吸うなら換気扇の下で、と言われて食べ終えた食器を片付けるのを手伝ってから由宇さんと2人で一服をする。




その間、会話とか特になかったんだけど、苦じゃなかった。




由宇さんがいつもこうして家で過ごしてて、その空間の中に俺がいる。




それもごく自然な感じで。



そのことが特別な事に感じてたんだ。




だけど、タバコを吸い終えたら、それもおしまい。



もっと一緒にいたいけど、いつまでも居座るわけにはいかないよな。





そんな時、ふと思い付いたのが由宇さんの服のコーディネートだった。




今日買った服だけじゃ、着回したってきっとあっという間にサイクルが終わるだろう。




秋服に代わるまではもたない。



だったら持ってた服と合わせてバリエーションを増やさなきゃ。





俺の提案に居間の隣にある部屋へと入っていった。