2日後に俺は断ろうとしてるのに。




嬉しそうに話してる加藤さんに対していたたまれない気持ちになる。




だけど好きになれないのに、付き合うなんて出来ない。




同情で付き合うなんて余計相手を傷つけるだけ。





お試しなんてしなければよかったって、再度後悔した。




そんな気持ちになってる間にも会話はまだ続いてる。




『付き合ってるようなものって、もう関係もったって事?
手、出されたって事?』




『それが、彼すごい奥手みたいで。誘ってるのに及び腰で、ちょっとがっかりしたわ。

だから私からちょっとだけしちゃった。』





『きゃーっ!!やるわねっ!しちゃったってナニしたのよ!』





給湯室が盛り上がってく中俺の気持ちはどんどん盛り下がってく。