金曜日の溺愛にはかなわない(完)

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「お先に失礼しまーす」


今日は待ちに待った華金。
別になんの予定もないけど。


社長とはあれから必要最低限なことしか話してない。
…というかあたしが避けてる。
社長が何かを言おうとしてるのはわかってる。
でも、なにも聞きたくないんだ。



━━……ごめん。


そう言われるのが怖い。



「那月」



あたしの真横で停まる車。
毎週金曜日に乗っていた社長の車だ。



「もう残らないのでこんなとこ来ても無駄ですよ」



そのまま歩き出そうとすると社長が車から降りてくる。



「待てよ」


「なんなんですか?もう残業しないって言ったじゃないですか」



残業なんてしないって言ってるのに
横暴社長はこんなとこまで追いかけるてくる。
ほんとに社長が横暴すぎる。