「暑くて、ちょっとイライラしただけだよ」 僕が笑うと彼女は、 「もーそんなんでイライラしないでよね?」 と安心したように僕に笑い返してきた。 さて、そろそろ帰る支度をするか。 僕は本屋へ行く用を思い出し、 早足で教室を後にした。 学校を出ると、さらに日差しが強くなり、 額に汗が浮き出てきた。 暑い。 早く本屋へ向かおう。 そう思い、先ほどの早足を さらに早め本屋へと向かった。