「うんっみんなで見に行くから!」 「おう、楽しみにしてな」 柔らかく笑う笑顔に、また胸が早鐘を打って。 一緒にいればいるほど、彼に惹かれてしまうということには気づいていた。 この時私はまだ好奇心旺盛で、何も怖いものなんてなかった。 夜空の下で輝く君を、ただ純粋にこの目で見たいと思ったんだ。 私はなんて、浅はかな考えを持っていたんだろうね。