「それはほんっとーにほんっとーに申し訳ないし、ありがたいと思ってるよー!さっきも言ったじゃん!」

「その言い方嘘くせぇ。俺が入院してる間りりになんかしたらゆるさねーから」

「うわっマジじゃん」と光喜くんがほくそ笑んでいる。

「まぁまぁ、せっかく来てくれたんだし…。ところで光喜くん!八雲さん、音沙汰ないんだけど大丈夫なの?」

「あー、八雲さんは何度か署に呼ばれて行ってるっぽい。頭だったし今回のことだけじゃなさそうだしな…」

「そうなんだ…」

「多分…あいつ白龍やめるつもりでいると思う」

新くんの言葉に2人も驚いているようだ。

責任とるって言ってたから、なんとなくそうなのかなって思ってたけど…。

「で?新が頭引き継ぐん?」

どきっとした。光喜くん何言い出すのっ!

新くんがふっと笑う。

「いや、俺もやめるわ。最初っから短期ってことだし。何回かみんなと走れてもう満足」

安心して一気に体の力が抜けた。