新くん、甘えられるのが嫌なんだ……。
なぜかドキドキしながらコップに入っていたジュースを一気に飲み干した。
「その……みなみちゃんって子と付き合ってどのくらいなの?」
「え?あー、半年くらいじゃねーかなぁ、みなみの前カノたちは全部短いけどな」
「2日ってのもいなかった?」と、智大くんが笑っていた。
「そうなんだ……」
やっぱり新くんってモテるんだな…あの容姿だもん、彼女いない方が変だよね。
陽太くんが私の顔をじっと見て、ニヤリと微笑む。
「でもさぁ、多分……俺の予想だと、りーちゃんって新のタイプなんだよなぁ」
「え?」
「あー、俺も思った!」と、側で聞いていた光喜くんが身を乗り出す。
そして男子たちが口々に騒ぎ出した。
「新が好きそーな雰囲気だよな」
「わかるわっ色白で髪がふわふわなとことか!」
「しかもさぁ、アイツちゃっかりりーちゃんの頭触ってたしな」
私はなんて言ったらいいのかわからず、黙りこくってしまった。



