笑わないシンデレラ

「待てよ。悪かったって。」

「竜ちゃん⁉︎」


背後から抱き締められて驚きながらも後ろを振り向く。


「ずっといるよ。傍に。約束する。
そんで……大人になったら探そう?
幸せになれる場所。」


幸せに……
なれる場所----------?


何かそれ……


「プロポーズみたいだね?」


「ば、ばかっ!」


反射的に離された体。
えっ?
竜ちゃん?


顔、赤い……


「私……竜ちゃんが好きだよ。」