刻一刻と時間が迫ってきて、茶色のワンピースみたいなコートを羽織ると家を飛び出した。

「わー……」


上を見上げながら、声を漏らす。


夜空から白い雪がたくさん降ってくる


綺麗……

頬に当たると、冷たいけれどすぐに溶けてしまう儚い雪。

以外と弱いんだ。

私と同じで弱い。


今もね、竜ちゃんのこと気をぬくと思い出しちゃうんだよね。

でも「幸せにならないと許さない」。

夢で言ってくれた言葉を信じて、私少しずつ前に進もうとしてるよ。