「あ、ごめん!手痛かった?」

泣きそうな顔だったけどすぐに笑顔を作った。


「俺、絶対いなくなんねーから。」

あまりにも真っ直ぐなあなたの目。


「早瀬がいるだけで俺は幸せなんだからな?だから……いなくなんじゃねーぞ?一生俺の傍にいろ。」


「つじく……」


そんなこと言ったら……
まるでプロポーズ……


「なっ。なんで泣くんだよ!」

ぎょっとした辻くんを見て、泣いてるけど笑ってしまう。


「うれしいの。幸せにしてね。
もし、私より先に死んじゃったら許さないんだから。」

「約束する。」


そして、私たちは……幸せすぎるキスを落とした。