「何?」


え?


今、幻聴が…


「どうした?早瀬。」
「わぁっ!」

再び幻聴が聞こえて、振り返ると辻くん。


私はびっくりして後ずさりした。


「辻くん⁉︎なんでいるの⁉︎」

「なんでって10時に迎えに行くって言ったよね?俺。」


あ……そうだった。