「早瀬さんって美人だけど近寄りがたいよね?」


「うん。無表情だし、なに考えてんのかわかんない。」


「ミステリアスな人だよね?」


ガヤガヤと騒がしい休み時間。
彼女達は私に、話している声が聞こえているとは思っていないのか私のことを話し続けている。


休み時間と言えば本来楽しいものだろう。


仲の良い友達と話したり…
ふざけ合ったりして…


だけど、私は休み時間が嫌い。
どっちかというと授業のほうが好き。